オタクとオタクグッズ
先日、こんな匿名ダイアリーの記事を読んだ。
買うところまでがオタ活。実用性は皆無。
うーん、これ、今となっては金の無駄遣いだったなって思っちゃったよね。
値段もそこそこするのに。
なぜ人は何の役にも立たんグッズを作って、それを買ってしまうのか。
この記事に書いてある内容は、正直よく分かる。 私の家にも、袋に詰め込んだまま放置されているキーホールダーやアクリルスタンドが一体どれほど眠っていることやら・・・。
ここでふと、学生時代を思い出す。
収入の限られる学生時代、グッズ購入に身銭を切っていたオタクは少なくないと思う。 私も学生の頃は大阪日本橋1に通い詰め、少ないお小遣いでせっせと東方projectの同人グッズを買い集めていた。
今思うと、そこには一種の『コンテンツ酔い』みたいなものがあったのかもしれない。「バイト代を全部〇〇につぎ込む漏れヤバすぎw」とか「〇〇一生推せる!」みたいな。
しかし、大人になった今では『収入を全額グッズにつぎ込む愚かさ』みたいなモノを薄っすら理解してしまった・・・ というか、社会人生活とか将来の事とかを考えると「"そんなこと“にお金使ってる場合じゃねぇ!」という気持ちになるのは正常な判断だと思う。
きっと、思考がそこまで辿り着いた時、オタクは『“コンテンツにお金を落とす行為"に意義を感じる自分』と『“それ以外にお金を使うこと"に意義を感じる自分』との乖離に遭遇するのだろう。
そして思うのだ。「ぶっちゃけこれ、いる?」と。
写真は私がC103で買い漁ったアニメ「となりの吸血鬼さん」のグッズたち。
要るか要らないかで言えば、まぁ、要らない。が、高額なおもちゃを購入して『酔い』を楽しんでいるのだと思えば そこまで悪い気もしない。
結局のところ、大事なのは『オタクグッズに意義があるか』ではなく『何にお金を使う事が有意義なのか』なのかもしれない。
難しいのね、テーマは千差万別 But you can only choose one――。2